提言内容は、ネット環境の変化、技術の進歩という時代の変遷とともに、追記変更修正するものでございます。様々な方からのご意見を頂戴し、また指針を採用検討される民間企業様とも相談しつつ、取りまとめていきます。
フリーwifiマンション共有wifiホテル共有wifiへの施策
個人情報との紐付け
フリーでwifiやマンション共有wifi、ホテル共有wifi等を利用するときに携帯番号認証などによる個人情報と紐づけることが求められます。毎回携帯番号認証はアクセスする側が大変なので、24時間に一度や7日に一度のペースでSMS認証を行うようなソフトウェアの導入を求めたいと思います。
フリーwifiマンションやホテル共有wifi設置者の責任を法定
フリーwifiマンションやホテルの共有wifi設置者に対し、誹謗中傷の責任を追求できるような法改正が求められます。
また、マンションやホテルの共有Wi-fiだけでなく、企業内における共有Wifiから投稿される事例も散見されることから、やはり回線設置者の責任を法定すべきと考えます。
アクセスログの保存期間の延長
アクセスプロバイダにおいて、アクセスログの保存期間は現在約3ヶ月程度と言われています。3ヶ月ですと誹謗中傷に気がついてからIP特定と保管要請の連絡まで、3ヶ月以上かかる可能性があり特定できない可能性が高まります。アクセスログ保存期間の延長をご検討いただけたら幸いです。
アクセスログの保管のために、保存申立てを裁判所に行うことが個人やフリーランス、小規模事業者にとっては相当な負担です。法律においても、アクセスログの保存期間の延長を求めたいと考えております。
ツイッター社との関係
ツイッター社のような海外法人とのやりとりにはかなりの時間が要します。裁判で勝訴しなければIPアドレスを開示してくれません。その勝訴までに数ヶ月の時間を要することから、たとえ開示されてもアクセスプロバイダの保管期限をすぎてしまっている場合もあります。
ツイッター社のへの開示請求と開示決定までの期間を短くすることと、アクセスプロバイダにおけるアクセスログ保存期間の延長が求められます。
誹謗中傷の多い掲示板の検索結果表示の劣後
誹謗中傷の多い掲示板やサイトの検索結果表示を劣後いただくような施策を求めたいと思います。
匿名ブラウザダウンロードサイトへのアクセスブロッキング
Torブラウザのように通信時に多くのリレーを経由させて匿名性を確保するようなブラウザのダウンロードサイトへのアクセスブロッキングを国に求めます。